- 2022-05-31
- 16:08
カスタマイズ概要
メール便1個口に入る量は決まっているので、それを自動で2個口、3個口と振り分けていき、
4個口以上になった場合は、宅配便に配送方法を切り替えるものです。
※本記事は店舗アップ♪へのカスタマイズ事例となりますが、
FileMaker Pro 7 以降の頑張れ♪店長!でも対応可能です。

上の画像の青枠内のような、
配送方法毎にその商品のサイズを登録できるものを商品マスタに追加します。
※画像は商品マスタの明細です。

対象の注文を表示した状態で、
青枠内の『個口数一括設定』ボタンを押下していただくことにより処理が行われます。
行われる処理の概要としまして、
商品マスタに登録しました配送方法毎のサイズを基に、送付先毎の総サイズ数を算出して、
その総サイズ数を100で割り、端数を切り上げた値を個口数とします。
例)
単一の送付先に送る前提で、サイズの設定が30の商品を4つ購入されている場合。
『30×4=120』で、その送付先の総サイズ数は『120』となります。
『120/100=1.2』で、小数点以下の端数を切り上げると『2』になりますので、
個口数は『2』と設定されます。
※1個口につき100サイズまで納まる前提での公式です。
この公式につきましては、扱われている商材をどのように数値化するかによって
変わってくることかと思いますので要相談となります。
この個口数が4以上になりましたら配送方法を宅配便に変更します。
カスタマイズのきっかけ
ゆうパケットからネコポスへ切り替わるタイミングで、
1個口の内容量が少なくなり、個口割れが多くなる予想が出たので、
カスタマイズをお願いすることにしました。
カスタマイズ後の効果
今までは小計○○〇円以上で個口数アラートが表示され、
その注文を1個ずつ明細に入って注文内容をみて、
何個口で発送できるかを考えて処理していたので、とても時間がかかっていたし、
色んな組み合わせがあるので、本当に入るのかどうか実際にやってみて決めるなど、
無駄が多かったが、今では、ボタンをワンクリックですべてができるので、とても便利。
また、個口が別れた場合は、発送メールに自動で個口が別れた旨のメッセージが入り、
宅配になった場合は、受付メールに事前に配送方法変更のメッセージが入るので、
処理がとても楽に。そして確実なものになりました。
もし計算上2個口になっても、発送時に1個口になれば、簡単に変更もでき、
発送する人にとっても気が楽です。
サイズは、ゆうパケットとネコポスとそれぞれ設定できたので、
今後どの配送方法になっても、対応が可能で嬉しい。