2023年10月1日より実施されたインボイス制度による、店舗アップ♪!での適格請求書方式の対応についてご案内いたします。

※インボイス制度及び電子帳簿保存法の詳細につきましては、
  貴社担当の税理士様やお近くの税務署などにご確認ください。

はじめに

楽天市場では、購入履歴より注文者様が適格請求書を発行できるようです。
そのため、二重発行のトラブル対策として、楽天市場の全ての注文に対し、適格請求書準拠の領収書を発行しないようにと、楽天グループ株式会社より要請がございました。弊社はこの要請に従い、楽天市場の注文につきましては、発行出来ないように制御しております。

その他のモールからも同様の要請があった場合にも制御させていただく可能性ございます。

これにより、以下に記載しますインボイス書式対応書類は、主に電話注文等の手入力取込や該当モール・カートにて印刷できない受注を補完するものとしての対応となります。

適格請求書方式の書類は、お客様より希望された場合に提供することが出来る状態にあることが必要なもので、発行は必須ではありません。必要な際に手書きでの作成や各モールから発行するといったことでも対応可能でございます。

※代金引換の場合は、「請求書」として発行されます。

インボイスの印刷対応

店舗アップ♪から、以下の帳票が印刷できます。

       画像はクリックで拡大できます

①適格請求書発行事業者登録番号
②総合計の税率毎の金額と消費税額
  (合計金額よりクーポン利用額を引いた金額)
③各商品の税率判別表示
④クーポンの税率毎の按分内容を記載

※税率ごとの按分方法は、以下の補足1をご確認ください。
モールと異なるケースが発生します。

補足

クーポンの税率ごとの按分について

クーポンの按分が公表されてないモール、カートがあることと、店舗アップ♪で各モールの按分を取得していないことを税務署に相談したところ、以下HP記載の方法で計算するようにご回答を頂きましたので、こちらに則した計算をしております。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/qa_invoice_mokuji.htm

※質問の追加によって、個別リンク先が都度変更されている現象が見受けられました。
 『一括値引きがある場合の適格簡易請求書の記載』というタイトルを検索してください。
 2023/11/17時点では『問69』に配置されています。

クーポンとポイント、及び課税内訳の表記

クーポンを値引、ポイントを支払い方法の内訳として表示し、
課税内訳の算出を合計金額からクーポン利用額を引いた値で行います。

端数計算

販売者がどちらを切り捨てで適用するかを判断してよい、と税務署よりご回答を頂いており、先に軽減税率を切り捨てで算出後、全体より軽減税率を引いた値を標準税率としています。

 ※この仕様につきましては、1と同じURLにあります、
 『適格請求書に記載する消費税額等の端数処理』という
タイトルに記載されておりますので
 ご確認ください。
2023/11/17時点では『問57』に配置されております。

これによりモール上と税額に差異が出る場合が有る為、
楽天市場の要請の様に、モール上にて適格請求書が発行できる受注は、
モールの機能にて印刷されることを推奨いたします。