コロナや異常気象の中、テレワーク(在宅勤務)を導入している店舗様が増えてきているようです。
反面、「導入を検討しているけどなかなか踏み切れない」「他の店舗様はどのようなツールを使用しているか気になる」など、導入したいけれどもできていない、という店舗様の声もとても多くお問い合わせもいただいておりました。
このたびはそんな店舗様のテレワークに関するいろいろを大解剖いたします!
1.テレワークを行っている(いた)か
過半数は割りましたが、思ったよりも多くの店舗様がテレワークの経験があるようです!
2.使用しているツール名

Windowsリモートデスクトップ
・無料
・手軽
・勧められた
Chromeリモートデスクトップ
・無料なのでいろいろスマホに設定
TeamViewer
・信頼感
どこでもコネクト
・社内システムが大塚商会のため
AnyDesk
・無料
チェック・ポイントのエンドポイントセキュリティ
・安全に社内のネットワークにアクセスできる
PC持ちかえり
Windowsリモートデスクトップが多いのは最初からWindowsに入っているソフトなので納得ですね。
驚いたのはその他のツールを使用している店舗様が多かったことです。
知らないソフトの名前が多く出て不勉強を実感しました。
社内ネットワークの絡みなどでそれらを選択している店舗様が多いようですね。
3.テレワークで行っている作業
・受注処理
・送り状出力
・顧客対応
・商品登録
・ページ制作、メンテナンス
・販促企画
・システムのメンテナンス
受注処理、送り状出力、顧客対応につきまして、テレワークをしている店舗様に詳しくお伺いしました!次の設問でご確認ください♪
自社より出荷業務を行っていて、テレワークを導入している場合、
送り状印刷・出荷・お客様対応はどのように行っているか。
送り状印刷・出荷は、出社メンバーを限定し、少人数で対応しました。
お客様対応は、ノートパソコンによるメール、チャットのほか自身のスマートフォンにて対応しました。
配送も自社で行っているため、倉庫のスタッフは出社しています。
テレワークができるのは、事務処理担当のものだけですので、遠隔でパソコンを使い印刷し、明細や伝票などは倉庫スタッフに事務所まで取りに来てもらう方法をとっていました。お客様対応につきましては、極力メールにて対応しているのでメールでとお願いし、念のため電話対応要員で、事務所に一人は営業時間内待機しています。
市販のネットワークカメラ(中古のヤフオクやアマゾン)で同じタイプを購入して種類を揃えて出荷作業場、伝票印刷プリンター場、等々要所要所に設置しPCを専用に表示監視をしています。
PCはgoogle リモートデスクトップで、印刷及びカメラをタブブラウザで見ながら対応をしています。
電話は現場の在駐のものに対応をさせ、
こちらからと現場からのやりとりはLINEもしくはipmsgのPC間メッセンジャーでやりとりをしています。
ファクスはマイトークファクスで受注用のpcで一元管理をしています。
テレワーク時は出荷担当者のみ出勤を行って対応します。
お客様対応については電話のみ、出荷担当者が対応しています。
受注担当はテレワークで、伝票発行までリモートです。
出荷担当はリアルに勤務してピンキング梱包発送します。
4.テレワーク環境構築・維持の費用
・かかっていない
・月々の契約料のみ
・固定IPアドレス月額利用料1,500円、セキュリティ機器月額利用料5,500円
・環境構築、維持に費用がかかっている
無料で行っている店舗様もいれば、自社のセキュリティのために月額がかかっていたりと様々ですね。このあたりはテレワークの頻度などにもよりそうですね。
次の設問で導入に関して難しかった部分もお聞きしております。
テレワークを導入する際、難しかった部分とそれをどのように解消したか
管理職の理解。
管理職WEB事業に対する理解が平時より浅いため、彼らの不安を払しょくすることに最大の時間を消費しました。
自宅にパソコンがない方もいたので、会社で使っていないPCを貸出たりしました。
導入自体は徐々に進めていたので特に支障はありません。
難しい部分は実際に人と人とのコミュニケーションを文字のみでやりとりしているのでたまに電話を入れたりしています。
社内ネットワークのセキュリティが強固のため、テレワーク時にどのように社内ネットワークへ接続するのが安全か、何度も検証を行って導入した。
やはりコミュニケーションがうまくいかないため、不定期に出社してリアルなコミュニケーションを行いました。
テレワーク導入自体よりも周囲の理解や、導入後のコミュニケーションが難しいと感じている店舗様が多かったようです!テレワーク導入自体はやってみれば案外簡単にできると感じている方が多いのかもしれません。
5.テレワークに関するご意見
(ファッション小物) AnyDesk
家族が感染し、自宅待機などで元気なのに仕事に行けない等の状況の時に、テレワークができてとてもよかったです。
(食品_スイーツ) PC持ち帰り
社内の管理職がテレワークに否定的でコロナ期間中出社を指示されています。
部下にすぐ話しかけられる、顔が見える範囲に出社させておくと楽なのだと思います。
(食品_スイーツ) Windowsリモートデスクトップ
通勤が不可能になった場合でも、継続して勤務してもらえるので良かったです。
地方の優秀な人材が雇用できたりもしています。
でも定期的なリアルでのコミュニケーションは大切と思います。
(日用雑貨_キッチン用品) TeamViewer Chromeリモートデスクトップ
テレワークというと、会社外のスタッフの自宅などで作業できる感覚ですが
遠隔で入って作業できるというように概念を拡げると、会社のスタッフが外出中や出張中に会社のパソコンに入って確認とかメール返信とか、いろいろできて便利です。
さらにクラウドに概念を拡大すると、例えばFAX受信はクラウドで受けていますが、外出・出張中のスタッフがFAXも確認できますので便利です。
ちなみに経理のシステムをいくつか使っておりクラウド版も使っています。
また、店舗アップのような受注処理システムのクラウド版も世間にはありますので、試用したこともありますが、動作が遅く、まったく使いたくないという結論で、現状ではパソコンインストール型がよいですが、遅いという問題だけなら、いずれ使いうちに解決するだろうなぁ、と想ってはいます。
他にクラウド版だとGoogle Driveのスプレッドシートも便利に使っており、発注書などいろいろこれでやっていまして、昨日も問屋さんの展示会で仕入れをする数量を確認するのに、どれが年間でどれだけ売れているか?なんてことも見られますので、やっぱクラウドはいいですね。
ということで、テレワークのアンケートでしたが、遠隔操作&クラウドという概念に拡大してしまいまして、ズレた回答で申し訳ございません。
おまけ. 日本ビジネスサポートのテレワーク
ネットショップではないため、あまり皆様の参考にはならないかもしれませんが
おまけとしてご覧ください♪
使用しているリモート用ツール名:Windowsリモートデスクトップ、PC持ち帰り
個々人の自宅のPCと会社と会社のネットワークをVPNで繋いだ上で、リモートデスクトップで会社のパソコンに入り作業しています。
VPNで繋ぐ理由は、PC持ち帰り勢の社内共有ファイルへのアクセスのためと、第三者からのアクセスをブロックするためです。
リモートデスクトップを接続するだけであればVPN接続は必要はありません。
使用している電話アプリ:SUBLINE(BIZ BASICプラン)
テレワーク時の電話はこのアプリを入れた各自のスマホからかけています。
電話を受けることももちろん可能です。
電話番号が変わってしまうため、皆様にはご迷惑をおかけしております…。
基本利用料が安く、テレワークをしていない時期も維持費が安く済みます。
その他テレワークに関して:
弊社では基本的にはテレワークをしなければいけない状態になった人のみテレワークをしております。主にコロナ感染や濃厚接触者になった時、悪天候のための出社困難時などです。
その他、子供の体調が悪い時に自宅で様子を見ながら仕事をしたい、という時にも使用していたりもします
仕事内容は社内にいるときとほぼ同じです。
ただ、リモートで会社のPCに入っているため、会社のPCがなんらかの原因でシャットダウンしてしまうと仕事を続けることができません。そのため、誰かは必ず会社にいるという形をとっています。
このたびの結果はどうでしたでしょうか。
店舗様がどのようにテレワークを取り入れているのかが分かり、私どももとても参考になりました。
アンケートにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
テレワークに関しましては、以前こちらのページでも紹介しております。
よろしければ併せてお読みください♪